こんにちは!整体サロン アンティオールです。
今回は、突然の腰の激痛で動けなくなってしまったお客様の症例をご紹介します。
「朝起きたら腰が伸びない」「前かがみになるとズキッと痛む」といった方に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
■ ご来院のきっかけ
50代の男性で、建設関係のお仕事をされています。
現場での作業中に重い荷物を持ち上げようとした瞬間、「ピキッ」と腰に痛みが走り、その場から動けなくなったとのこと。
翌日も痛みが強く、寝返りや立ち上がりも困難な状態でご来院くださいました。
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■ 初回時の状態
• 腰部の強い筋緊張(特に左腰方形筋・多裂筋)
• 骨盤の後傾・仙腸関節の可動制限
• 腹部の張り(腹圧のアンバランス)
• 背部から太もも裏にかけての突っ張り感
• 息を吸うだけでも腰に響く状態
腰の筋肉だけでなく、体幹全体が防御反応として固まっており、体を支えるバランスが崩れていました。
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■ 施術とアプローチ
急性期のため、無理に揉みほぐすことはせず、「呼吸と体幹の安定」を優先して施術を行いました。
• 骨盤と仙腸関節の軽いモビライゼーション
• 腰部・背部の筋緊張をゆるめる深層リリース
• 腸腰筋と横隔膜の連動調整
• 腹圧を整えるための呼吸再教育(痛みの出ない範囲で)
• 自宅でできるアイシング・姿勢の工夫を指導
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■ 経過と結果
• 1〜2回目(週1回ペース):寝返りや立ち上がりの痛みが半減。腰の動きが少しずつ回復。
• 3〜5回目(2週間毎):仕事復帰が可能に。重い物を持つ際の姿勢も安定。
• 6〜8回目(2週間毎):再発予防のための体幹トレーニングを実施。痛みは完全に消失。
現在は、月1回のメンテナンスで腰の安定性を維持されています。
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■ 院長コメント
ギックリ腰は「急に起こる」と思われがちですが、実際には日頃の疲労や姿勢のクセの積み重ねが原因です。
今回のお客様も、骨盤と腹部のアンバランスが続いた結果、腰に過剰な負担がかかっていました。
痛みが落ち着いた後に“再発しない体”を作ることがとても大切です。
呼吸と腹圧を整えることで、腰を守る体づくりができます。
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■ まとめ
ギックリ腰は「癖になる」と言われますが、正しく整えれば繰り返すことはありません。
痛みを抑えるだけでなく、根本から体の使い方を見直すことが大切です。
「腰が抜けそう」「動くのが怖い」と感じたら、早めにご相談ください。
あなたの体に合わせたやさしい整体で、再発しない体を一緒につくっていきましょう。