こんにちは!整体サロン アンティオールです。
本日は寒くなると増えてくる
【脊柱管狭窄症】でお困りの方の症例紹介をさせていただきます。
■ お客様情報
70代男性。退職後はご夫婦で散歩を楽しむことが日課でしたが、数ヶ月前から「朝起きると腰が伸びない」「歩き始めがつらい」状態に。
整形外科で脊柱管狭窄症と診断を受け、湿布と痛み止めで様子を見るよう言われたものの、改善を感じられず来院されました。
■ ご来院のきっかけ
朝起きたときに腰が固まったように重く、真っすぐ立ち上がれないほど痛むとのことでした。
前かがみになると楽になる典型的な狭窄症のタイプで、特に洗面台で顔を洗う姿勢がつらいとお話しされていました。
散歩が日課だったため「このまま歩けなくなるのでは」という不安が強く、根本から整えたいという思いでお越しくださいました。
■ 初回時の状態
・腰の伸展(腰を反らす動き)での強い張りと痛み(10段階の内8)
・骨盤の前傾不足と背中の丸み
・お腹周り(腸腰筋・肝臓と下行結腸)の固さ
・円背により呼吸が浅く、胸郭の動きが乏しい(お腹がつぶれる姿勢)
・お尻やもも裏の筋緊張が強く、歩行時のふらつきあり
特に、下行結腸の硬さと内臓全体の下垂がみられ、脊柱管周囲のスペースを狭くしている状態でした。
■ 施術内容
当院では、脊柱管のスペースだけでなく「なぜ狭くなっているのか」を全体のバランス(姿勢)から見ていきます。
まずは骨盤と胸郭の連動を整え、深い呼吸ができる状態をつくりました。
(脊柱起立筋と腰方形筋)
浅い呼吸は腰部の緊張を強め、結果として狭窄症の症状を悪化させるためです。
次に、固まっていた腸腰筋と肝臓の柔軟性を丁寧に回復。内臓が前に落ちることで背中が丸まり、その影響で脊柱管に負担がかかっていたため、内臓の柔らかさの改善は必須でした。
背骨まわりの関節の動きを出し、お尻やももの裏の緊張をゆるめながら、腰を反らしやすい状態へ導いていきました。
■ 経過と変化
5回目あたりから「朝の痛みが軽くなってきた」と変化を実感される。
8〜10回目には歩き始めの重さが大きく減少。腰が伸びやすくなり、洗面台での前かがみ姿勢もラクになったと喜ばれていました。
12〜15回目頃からは散歩の距離を徐々に戻すことができる。
(10分だったものを30分まで。ただまだ少しペースが遅いとのこと。)
18〜20回目の頃には
以前と同じペースで30〜40分の散歩が可能に。
「痛みの心配なく外に出られるのがとにかく嬉しい」と話してくださいました。
■ 担当者コメント
脊柱管狭窄症は「痛いところ」だけを見ても改善が難しい症状です。今回のお客様は、腸腰筋、肝臓、下行結腸の固さと呼吸の浅さが背骨の負担につながっていました。
当院では、筋肉・関節だけでなく内臓や自律神経の状態まで整えることで、戻りづらい身体づくりを大切にしています。
そして、私の理念である
“春風接人に逆境を謳歌する者”
という言葉の通り、どんな状態でも一緒に前を向いて乗り越えていくことを大事にしています。
なので、こちらのお客様には
「歳だから、、、」って言うこと
痛みが取れるだけではなく、
「また散歩ができるようになった」
「朝の気分が明るくなった」
そんな“人生の質”が上がっていく瞬間を一緒に迎えられたことが、本当に嬉しいです。
今度、一緒にお散歩して
お茶しに行く約束ができました!
これからも、お客様が“自分の身体のプロ”になれるように丁寧にサポートしていきます。







