【症例紹介:顎関節症(30代・女性)】
こんにちは整体サロンアンティオール上野店院長の村山です。
本日は顎関節症でお悩みだったお客様の症例をご紹介します。
口を開けると痛い、カクカク音が鳴る、食事がしづらいといった顎の不調は、実は顎だけの問題ではなく、全身のバランスが関係しているケースが多く見られます。
■ご来院のきっかけ
30代女性のお客様。
数ヶ月前から口を開ける際に右側の顎に痛みが出るようになり、徐々に口が開きにくくなってきたとのことでした。
歯科では「様子を見ましょう」と言われたものの改善せず、不安を感じてご来院されました。
■症状の原因
顎関節症は、咀嚼筋(特に外側翼突筋・咬筋)や関節円板の機能不全によって起こるとされています(Okeson, 2019)。
今回のお客様の場合、評価の結果、以下の要因が関与していました。
・頸椎の前方偏位(ストレートネック傾向)
・胸郭の可動性低下(呼吸が浅い)
・側頭部〜顎周囲の筋緊張の増加
・無意識の食いしばり(ブラキシズム)
特に重要だったのは、「頭部の位置」と「呼吸」です。
頭が前に出る姿勢になると、下顎は後方へ引かれやすくなり、顎関節へのストレスが増加します。
これはバイオメカニクス的にも報告されており、頸部姿勢と顎関節の関連性は複数の研究で示唆されています(Armijo-Olivo et al., 2011)。
■当店での施術アプローチ
当店では、顎だけでなく「全身の連動」を整えることを重視しています。
具体的には以下を行いました。
・頸椎〜胸椎のアライメント調整
・胸郭の可動性改善(呼吸介入)
・側頭筋・咬筋・外側翼突筋のリリース
・内臓(特に横隔膜)の調整による呼吸改善
・日常生活での食いしばり対策指導
顎関節症においては、「局所+全身」のアプローチが有効であることが報告されており(Fernández-de-Las-Peñas et al., 2015)、単なるマッサージではなく、機能改善が重要になります。
■経過と変化
5回目:開口時の痛みが軽減し、口の開きやすさが向上
10回目:クリック音がほぼ消失し、食事時の不安が軽減
15回目:違和感がほぼなくなり、日常生活に支障なし
20回目:再発予防フェーズへ移行
■担当者の想い
顎関節症は「顎だけを見ていると改善しない」代表的な症状の一つです。
今回のお客様も、顎そのものではなく「姿勢」「呼吸」「筋の使い方」を整えることで改善につながりました。
痛みを取ることはもちろんですが、その先の「再発しない身体づくり」までサポートすることが、私たちの役割だと考えています。
顎の違和感や痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。







