こんにちは整体サロンアンティオール上野店院長の村山です。
頚椎症の診断を受けたが、首以外にアプローチで改善した症例をご紹介します。
■ご来院のきっかけ
70代男性の方がご来院されました。
「首が痛くてね、最近は腕までしびれるんだよ」
そう話されながらも、「もう年だから仕方ないと思ってる」と、少し諦めたような表情が印象的でした。
整形外科では頚椎症と診断され、湿布と薬で様子を見ていたものの、症状は大きく変わらず。
特に上を向く動作や長時間の座り姿勢の後に痛みが強くなり、日常生活にも不安を感じるようになり、ご相談いただきました。
■初回時の状態
初回評価では、単純な頚椎の問題だけではない状態が見られました。
・頚部伸展時に痛み(VAS7/10)
・腕へのしびれあり(特にデスクワーク後)
・猫背姿勢が強く、頭部前方位が顕著
・胸椎の伸展制限により、首だけで動きを代償
・肩甲骨の可動性低下
・首周囲(斜角筋・胸鎖乳突筋)の過緊張
・呼吸が浅く、身体が常に緊張している状態
いわゆる頚椎症ではありましたが、実際には「姿勢不良と肩こりの蓄積によって首に負担が集中している状態」でした。
■施術内容
初回の施術では、あえて首にはほとんど触れていません。
「え、首やらないの?」と驚かれていましたが、ここが重要なポイントです。
首の痛みは結果であり、原因は全身にあります。
そこで
・胸椎、肋骨の可動性改善
・肩甲骨の動きの回復
・呼吸機能の改善(横隔膜アプローチ)
・骨盤からの姿勢調整
を中心に行い、「首に負担がかからない身体」に整えていきました。
また、神経症状に対しては神経の滑走性を意識し、圧迫だけでなく「動ける環境」を作るアプローチを行っています。
施術後、再度首を動かしてもらうと
「あれ、さっきより全然違うな」
と、少し驚いた表情に変わったのが印象的でした。
■経過と変化
3回目:上を向く動作の痛みが軽減し、「怖さ」が減少
5回目:しびれの頻度が明らかに減る
8回目:長時間のデスクワーク後でも症状が出にくくなる
12回目:「最近気づいたら気にならない日が増えてる」と実感
16回目:痛み・しびれともにほぼ消失し、姿勢も安定
この頃には、「肩こりも楽になってる」とご本人から言葉が出るようになりました。
■担当者の想い
頚椎症と聞くと、多くの方が「年齢のせい」と考えてしまいます。
ただ、実際には姿勢や身体の使い方を見直すことで、変化するケースは非常に多いです。
今回の方も最初は半信半疑でした。
それでも施術を重ねる中で、「また散歩に行くのが楽しみになってきた」と笑顔で話していただけたのがとても印象的でした。
痛みを取ることがゴールではなく、その先にある「やりたいことができる身体」を一緒に作っていくことが大切だと考えています。
もし同じように、首の痛みやしびれ、肩こりや姿勢でお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度ご相談いただければと思います。







